前回の記事では、オープン・クローズ・セミクローズ外構の違いや選び方について紹介しました。本記事では、これから外構づくりを考えている皆さまに人気の「オープン外構」について、魅力や注意点、計画のコツをわかりやすく解説します。

初めての方でも安心して読める内容ですので、ぜひ理想の外構づくりの参考にしてください。

オープン外構とは?

オープン外構は、敷地を塀や門で囲わず、道路や街並みと一体感を持たせるデザインです。広々とした雰囲気を演出し、家そのもののデザインを引き立てる効果があります。
佐賀県内でも、広い敷地を活かした開放的な住まいを希望されるご家庭から多くのご相談をいただいています。

佐賀県で人気の理由

景観やライフスタイルに自然に溶け込み、コスト面のバランスが取れるなど以下のような理由で支持されています。

  • 開放的で明るい印象
    田園風景や住宅地に自然に調和し、家全体を広く見せてくれます。外からの視線をうまく取り込み、建物の美しさを際立たせます。
  • コストを抑えやすい
    門扉や高い塀を設置しない分、工事費用を抑えられ、建物や庭づくりに予算を回せます。家本体にこだわりたい方や庭づくりを楽しみたい方におすすめです。
  • 動線がスムーズ
    車の出し入れや自転車の出入りがラクで、小さなお子さまが遊びやすい点も魅力です。宅配便の受け取りもスムーズで、日常生活のストレスを減らします。

塀や門を設けず街並みと一体感を持たせ、開放的で明るい住まいを実現する外構スタイルです。

オープン外構で気をつけたいこと

開放的な一方で、防犯やプライバシーには注意が必要です。計画段階でしっかり対策を検討しておきましょう。

防犯対策

敷地がオープンなぶん、侵入者が入りやすくなります。センサーライトや防犯カメラの設置、足音が出る砂利をアプローチに敷くなど、目に見える対策を取り入れると安心です。植栽も防犯を兼ねて、トゲのある低木を境界に配置すると侵入抑止効果があります。

プライバシーの確保

リビングや庭が道路から見えやすくなる場合があります。植栽やフェンスをポイントで配置したり、室内レイアウトを工夫することで視線を遮ることができます。たとえば高さ2m前後の常緑樹をアプローチ脇に植えるだけでも、視線を和らげつつ四季の彩りを楽しめます。

失敗しない計画のコツ

周辺環境との調和

佐賀県は地域によって街並みや景観が異なります。デザインを決める際は、周囲の雰囲気や道路幅を確認し、植栽や舗装の素材を選ぶことがおすすめです。景観条例がある場合は事前チェックも忘れずに。特に歴史的景観地区や川沿いは、色合いや素材に制限が設けられている場合があります。

維持管理も考慮

芝生や花壇を設けるなら、季節ごとの手入れや水やりが必要です。管理が難しい場合は、人工芝や手間のかからない樹木を取り入れると長く快適に保てます。雑草対策として、防草シートや砂利敷きを組み合わせるとメンテナンスの手間を大幅に減らせます。

まとめ|理想のオープン外構を実現するために

オープン外構は、開放感とデザイン性を両立できる魅力的なスタイルです。防犯やプライバシーへの配慮をしながら計画を立てれば、毎日の暮らしがぐっと心地よくなります。街並みに溶け込みながらも個性を表現できるため、家の魅力をより引き立ててくれるでしょう。

弊社では、佐賀県内の気候や地域特性を踏まえた丁寧なプランニングを心掛けています。
「オープン外構にしたいけど防犯が心配…」「子どもの遊び場を確保したい」など、どんなご相談でもお気軽にお問い合わせください。
お客様のライフスタイルに合った理想の住まいづくりを、一緒に形にしていきましょう。