
今回は「プライバシーを守りつつ、開放感のある外構にしたい」と考える方にぴったりのセミクローズ外構を紹介します。
防犯性やデザイン性を両立させるポイントや注意点も解説しますので、理想の外構づくりのヒントとして参考にしてみてください。
セミクローズ外構とは?
セミクローズ外構とは、オープン外構とクローズ外構の中間に位置するスタイルです。フェンスや植栽などで部分的に視線を遮りながら、開放感を残すのが特徴です。
プライバシーを守りつつも閉鎖的にならないため、「人目を気にせず過ごしたい」「明るく風通しのよい空間にしたい」という方に人気があります。近年では、住宅街でも特に注目されている外構デザインです。
セミクローズ外構が人気の理由
ここでは、セミクローズ外構の魅力を3つのポイントで紹介します。
1. プライバシーと開放感のバランス
視線が気になる場所だけを塀やフェンスで囲い、他の部分はオープンにすることで、圧迫感のないプライベート空間を実現できます。
庭や玄関まわりに植栽を取り入れると、自然な目隠し効果も得られるのが特徴です。
2. 防犯性を確保しながら明るい印象に
門扉やフェンスを適度に設けることで、不審者の侵入を防ぎながらも、視線を完全に遮らない明るい空間を演出できるのでおすすめです。
夜間は照明を組み合わせることで、防犯性とデザイン性を両立できます。
3. デザインの自由度が高い
建物や敷地の形状に合わせて、さまざまな素材を組み合わせられるのも魅力です。フェンスや植栽をバランスよく配置すれば、外観全体の統一感を出しつつ、個性も演出できます。
セミクローズ外構は、デザインの自由度も高いため、自分らしい住まいを演出したい方にぴったりです。
セミクローズ外構で気をつけたいポイント
魅力の多いセミクローズ外構ですが、次の2点に注意することが大切です。
1.デザインのバランスを意識する
開放的にしすぎるとプライバシーが確保できず、閉じすぎるとクローズ外構のように圧迫感が出てしまいます。
目隠しの高さや位置を工夫し、リビングや玄関など「見せたくない場所」を中心にプランを立てるのがポイントです。
2.素材とメンテナンスを考慮する
木調フェンスや植栽を使用する場合は、経年劣化や手入れのしやすさにも注意が必要です。人工木フェンスや常緑樹など、耐久性の高い素材を選ぶと長く快適に使えます。
これらの注意点を押さえることが、理想のセミクローズ外構をつくるポイントです。
失敗しない計画のコツ

理想のセミクローズ外構を実現するためには、デザイン性だけでなく、周囲との調和や日々の使い勝手も考慮した計画が重要です。
周囲との調和を意識する
佐賀県内では、住宅密集地や角地など立地によって環境が大きく異なります。
建物の雰囲気や道路との距離感を踏まえて、開く部分と閉じる部分のバランスを取ることが大切で、地域の景観条例も確認しておくと安心です。
利便性を考えた設計
駐車スペースやアプローチの動線を意識して設計することで、日常の使い勝手が向上します。電動ゲートや宅配ボックスなどを取り入れれば、セキュリティと利便性の両立が可能です。
心地よさを生むセミクローズ外構
セミクローズ外構は、「守る」と「見せる」を両立できる、バランスの取れた外構スタイルです。
塀や植栽でプライバシーを守りながらも、風や光を感じられる開放的な空間をつくることができます。建物との調和を意識することで、上質で心地よい住まいが完成します。
当社では、佐賀県の特性に合わせた外構デザインを提案していますので、お気軽に相談ください。
理想の住まいづくりを、私たちと一緒に形にしていきましょう。
