「天然芝と人工芝、どちらが自分の家に合うか分からない」というお悩みをよくお伺いします。
芝生は見た目の印象だけでなく、日々の暮らしや手入れの手間にも関わるため、選ぶ際には慎重な検討が必要です。

この記事では、芝生の種類ごとの特徴や防草対策、施工に適した時期など、私たちが実際の現場でお伝えしているポイントをまとめています。
これから庭づくりをお考えの方にとって、少しでも参考になれば幸いです。

天然芝の特徴と魅力

天然芝は、自然の風合いや四季の変化を楽しめるのが大きな魅力です。
生きた植物ならではのやわらかな質感と、見た目の美しさが人気の理由です。

代表的な天然芝の種類

  • 高麗芝(こうらいしば):日本の気候に合い、管理がしやすい
  • 野芝(のしば):耐暑性があり、山間部や公園などにも使用される
  • 西洋芝:寒冷地に適し、一年を通して緑の美しさを保ちやすい

メリット
見た目が自然で季節感がある
裸足でも心地よく過ごせる

デメリット
水やりや芝刈り、肥料などの手入れが必要
雑草や病害虫対策が欠かせない

人工芝の特徴と魅力

人工芝は合成素材で作られており、近年では天然芝に見劣りしないリアルな製品も増えています。
手入れがほとんど不要なことから、共働き世帯や高齢者の方にも人気があります。

代表的な人工芝の種類

  • リアル人工芝:見た目を天然芝に近づけた素材
  • クッション性人工芝:子どもやペットにもやさしい素材

メリット
水やりや芝刈りが不要で、年中緑を楽しめる
防草シートと組み合わせることで雑草もほぼゼロ

デメリット
夏場は熱を持ちやすく、裸足では注意が必要
導入時のコストがやや高め

天然芝と人工芝の違い

見た目 天然芝:自然な風合い、季節の変化を楽しめる
人工芝:年中変わらず緑が美しい
肌ざわり 天然芝:やわらかく、裸足でも快適
人工芝:製品によってチクチク感あり
手入れ 天然芝:芝刈り、水やり、肥料が必要
人工芝:メンテナンスほぼ不要
耐久性 天然芝:病害虫や踏み跡に弱い
人工芝:8〜10年ほどで交換目安
初期費用 天然芝:初期費用は抑えられるが手入れが必要
人工芝:導入費は高め

それぞれにメリットとデメリットがありますので、見た目や手間、コストなどを総合的に比較することが大切です。

防草対策には「防草シート」がおすすめ

芝生の下に防草シートを敷くことで、雑草の発生を大幅に減らせます。
特に人工芝では施工時に必須とされ、仕上がりの美しさと耐久性にもつながります。

天然芝では全面に敷くのは難しいため、周囲の砂利部分や花壇のまわりなどに使用するのが一般的です。

芝張りのおすすめ時期

芝生の施工にも最適なタイミングがあります。

天然芝:4〜6月頃
気温と湿度が安定し、芝が根付きやすい季節です。梅雨前に施工しておくと、水やりの手間も軽減できます。

人工芝:年間を通じて施工可能
季節を問わず施工できるのが魅力ですが、夏場は表面温度が高くなるため、子どもやペットがいるご家庭では注意が必要です。

まとめ|芝生で快適な庭時間を

天然芝は自然な風合いや四季の変化が楽しめ、人工芝は手間がかからず美しい見た目を長く保てるのが人気の理由です。

どちらを選ぶかは、ライフスタイルやご希望の手入れ頻度によって異なります。
お庭の使い方やご家族の過ごし方に合わせて、最適な芝生を選びましょう。

弊社では、芝張りや外構工事のご相談・お見積もりを承っております。
佐賀県内で芝生や外構のことなら、どうぞお気軽にご相談ください。